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音楽/仏像/日々雑感
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中央博物館まで来た本来の目的は

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そう仏像を見るためです。色々書きましたがここからが本番なのです。
半島仏教は李朝以前にも何度か廃仏を経験しており(ぜんぶひでよしがもやしたわけじゃないんだよ)、その代表作のほとんどが「出土」であることからもそこまで期待はしていませんでしたが、半分は思った通り。

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古代から鉄を豊富に産出していただけに、鉄仏が多かったのは新鮮。日本じゃほとんど見かけませんからね。
統一新羅全盛期のものは鋳鉄技術、表現共に目を見張るレベルで、残っていてよかったなあと思うと同時に良くこんなん土に埋もれて1000年持ったなと感心。要は木造や塑像は朽ちてしまったが鉄仏は風雨にも耐ええたと。

期待に応えていただけたのはこの如来。

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半島の仏像でも白眉の出来、と言われるだけあって、白鳳/天平の風を如実に感じられる堂々たる傑作です。
韓国で如来と言えば慶州山奥の石造釈迦如来ですが、それと同じ雰囲気を感じますね。…当博物館でもやたら慶州の如来を押しているのを見て、逆にあれ以上のものはないのねとなる。いつか見に行きたいが…遠いし

半跏思惟像が大流行した割には日本人から買い取ったやつくらいしか残っておらず、やたら釈迦如来(毘盧遮那仏)が多かったのも印象的。先ほどの鉄仏以外はかなり大味で地方性も感じるもの、やはり百済や新羅の第一級作は残っていないか…そら百済観音に頼るしかない笑

当博物館の顔、というべきはやはり広隆寺式半跏思惟像(語弊がある名称笑)。
専用の部屋に座しておられました。

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…曰く韓国仏教美術の、いや東アジア仏教の至宝にして到達点、モナリザにも匹敵する微笑、広隆寺は技術的にも劣るしこれを摸刻したに違いない、等々口を極めた賛辞とついでの毀損は置いておいて、確かに当時第一級の仏像であることは間違いないと思います。鋳造技術も見事。
しかし以前にも書きましたが広隆寺との類似は「半跏思惟像の一定型」なのであって、それは大陸の如来像と法隆寺釈迦如来像が類似するのと同じことだと思います。どこかの本にもありましたが彫刻技術からすると古いのはむしろ表現が硬い広隆寺像であり、韓国のものは小慣れた感があります。また韓国像の微笑はいかにも大陸のそれに近く、広隆寺像とは趣を異にします。やはり広隆寺像は伝承の通り半島製とは思えないのですが…このへんは個人の主観やからね。類例もこの2つしかないから何ともいえないのがまた

余談ですが高麗になるとなんで急に泥人形みたいになってしますんですかね??国教ですよね??日本が鎌倉期にルネッサンスがあったのと好対照ですが、これは何かあるんでしょうね。

テンション上がりまくりの4時間でしたが見終わって文字通りぐったり…文字通り死亡だが日本以外の仏像を見るという大願を先ず果たせたことは非常な喜びです。中国へも足を伸ばしたいが…
2018/07/23 18:19 美・探訪 TB(0) CM(1)
コメント
恥ずかしながら鉄仏は初めて知りました。
その国の産物によって色んなぶつぞうがあるんだね。
2018/07/23 20:25 neet_k URL [ 編集 ]















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