音楽/仏像/日々雑感
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上海の空気は思ったより澱んでいない…でも喉痛くなる
当初は嫌でしょうがなかった中国の地も大分慣れてきました。定宿のホテルでも熟睡できるよ。

流石に抗日ドラマは飽きたし(文字通りバカの一つ覚え)、つけっぱなしにしていると敦煌莫高窟の番組が始まる。

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その文化財の重要さと保存の取り組み、という構成で、主に壁画と仏像に焦点を当ててました。
「文化大革命にもめげず保存活動してきた修復家たちは凄い!」とか賞賛してましたが、どんなマッチポンプやねんと(ry
また壁画や仏像自体を静かに映してくれりゃいいものを変に演出かまして寄ってみたり引いてみたり変なエフェクトかけてみたり、それはいいとしても果ては文化財保護の大家のインタビュー映像がNHKからの借り物だったあたりはまさに噴飯だったわけですが、中国人がこの手の文化財をどう見ているか、が見れて興味深くはありました。…中国語と中国字幕でどこまで理解できてるかは分かりませんが笑

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西洋文化の傑作と並べて「同じくらい凄い!」とかやってるのは日本と一緒で笑えましたが、如来坐像(↑参照)とモナリザ、金剛力士と円盤投げを対比させて云々しているのはちょっと…如来坐像は他にもっと良いものがあるし、金剛力士に至っては…(ry
あとこれは完全に中華のプライドだと思いますが、徹底して日本の仏教美術を無視。如来坐像は法隆寺あたり、金剛力士は興福寺西金堂のものと良い比較になると思いますけどね…いかに日本で洗練されたか、の証左になってしまいますけど

ことさらに「中華仏教美術の粋である」「時代を超えた大傑作群である」と宣っていることにはやや「?」がつきました。
敦煌は中華文明の辺境であり、日本でいえば東北か大宰府の仏像見て日本仏教美術を語る、と同義ではないのか。当代の大傑作というのは無論中央であった長安洛陽の、莫高窟でない大寺の本尊としてあったはずで、そしてそれらは何度かの廃仏で烏有に帰していることを前提にしないと、敦煌の価値を見誤るのではないかと。このTV番組はそこが欠落しているように感じました。(仏教美術が敦煌しか残っていないんでこれを持ち上げることでしか中華仏教美術を評価できないことは理解します)

雲崗も竜安も是非見てみたいのですが石造、個人的に石での彫刻は限界があるように思います。(巨大だと余計に大味な印象になりますしね)
やはり木造・銅像・塑像という、日本に残る傑作群の中華版を見てみたかったです。…銅像なんて真っ先に溶解させられただろうしなあ(遠い目

いつかは行きたい、と思いながら仕事のついでだと疲弊してるのでその気も起きない、という。いつかは…
2017/03/06 00:10 美・探訪 TB(0) CM(0)
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