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Author:OGI
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結局1週間台湾に滞在する異常事態…どれもこれも台風のせいやね
いや、台風のおかげであるともいえる。
最終日飛行機飛ぶまで時間がある、これは行くしかないということで

国立故宮博物院。

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2年ぶり2回目。
もっとゆっくり見たかったんですが台風のせいで閉館してたのでこのタイミングしかない、台風のおかげで見れるけど台風のせいで余裕がないこのジレンマね
市街からちょっと離れているんで地下鉄とバス。初体験ながら故宮行きのバスは観光客がどさまく乗るのでそうそう間違えることはありません。安いし。

日中戦争~国共内戦で避難させてた文化財を根こそぎ台湾へ持ってきた、まさに中華文明そのものを擁する博物館です。
共産党の手に落ちてたら今頃どうなってたかと思うと、ほんとありがたいことです。

いやはや2回目ながら歎息していまいます。文字通り圧倒的物量かつ質も第一級のものばかり、紫禁城から持ち出したものがメインなので、宮廷にあったものが中心ですが、所謂宮廷美術と言う意味ではアジア圏では最高峰では。なんてったって中華ですからね中華。

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僕は華美な宮廷美術にはあまり興味がないのですが、清の雍正帝・乾隆帝期の日用品には目を見張ります。
文房具一つとってもどこまでやるねんという、人間技の限界に挑戦した職人魂もそうですが、とにかく金のかけかたがおかしいです。玉から鎖彫り出してみたり極薄の屏風にしてみたり、書を模写じゃなくて織ってみたり、今の中国からは想像もできない(ry
書の織物はほんとバカかと思いました、一見普通の書と変わらんですからね
「つまらない」はずの装飾品の数々に目を奪われるのは、その華美ではなく、やはり突き詰めたものにはある種の生気が宿るということでしょうか。とにかく、日用品に対して、その技術でなく、それそのものが凄いと思ったのは初めて。

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「皇帝」とはいかなる存在であったか、その絶対性と、「栄華を極める」というのはこういうことなのかというのが、山ほどの美術品一つ一つから伝わってくる、それはこの物量があるからの説得力なのであって、例えば有名な白菜の玉だけ見せられても分かるものではありません。故宮が凄いのは「残滓」ではなく、宮廷にあったものが「そっくりそのまま」見れることだと思います。
清でこれですからね、秦・漢・唐・宋あたりの宮廷美術はさぞかし…この辺になると本当に残滓しか残っておらず、皇帝陵発掘するくらいしか見る手段がない。清のセンスは女真族・チベット仏教・そして西洋が混ざってるので、この前がどうだったのか、興味は尽きないところです。

そして宮廷美術でこうであれば、最盛期の仏教美術は一体どんなレベルだったんだ!と歯がゆい思いでいっぱい…大陸は仏教排斥が幾度もあったのが痛い(日本はもっと自国にあるものの重要性を認識すべきです)。実際故宮の仏教美術コーナーは小金銅仏かチベット仏教程度で、雲崗の石仏持ってはこれなかったでしょうが仏像コレクションが少ないのは残念。そら紫禁城にはないわなと
仏教美術全体で見ても、圧倒的に多いのはやはりチベット仏教関連で、独特の経典表現は興味深いもののチベット仏教自体がよく分からないのが悔しい、次来るときはもっと勉強してきます。(しかしこの生々しいセンスは好きではない、人の頭骨使って仏具作るセンスは何度見ても?)

玉も青銅器も凄いですが、やはり宮廷美術の粋が最大の見どころであるように思いました。
同じ最高権力者の持ち物でも、正倉院なんて目じゃないように思います(比べるもんでもないか)。やはり中華は中華というだけのことはあります。

と興奮していて危うく飛行機に遅れかける。めちゃめちゃ疲れましたが小龍包めちゃめちゃおいしかったし、最高でした。
台湾良いとこ一度はおいで。
2016/10/05 22:43 美・探訪 TB(0) CM(2)
コメント
ここ数日のogiのブログを見ていると、数年前に社員旅行で台湾に行った時を思い出します。
夜市の屋台で食べた臭豆腐は化学薬品の味がして、死の危険を感じ思わず吐き出しました。
2016/10/06 03:16 neet_k URL [ 編集 ]
Re: タイトルなし
それは一緒に行った人が悪い笑
2016/10/13 00:25 OGI URL [ 編集 ]















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