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シンプルに辛い。



1949年『静かなる決闘』
理性と欲望との葛藤、医者とはなにか、幸福とは不幸とは…それらを通してその根幹にある、「生きるとは何か」が浮き彫りになる、やはり黒沢映画、という一本。

文字通りどうしようもない絶望にいながらにして人はいかに立ち上がるか、否その中でいかに生きるかを、三船演じる藤崎恭二の葛藤を通して描き切っていると思います。
「なあに、あいつはただ自分より不幸な人間の傍らで希望を取り戻そうとしているだけですよ・・・あいつは幸福だったら案外俗物になっていたかもしれん」という父親役の志村喬の台詞の深さ。言いながらちょっと寂しそうな表情も相まって、言葉にならんですね。

一見地味で起伏に乏しいですが、黒澤明はどこまでも黒澤明です。この一徹さがダメな人もいるでしょうが、僕がほんと好き。
画像と音声はめちゃめちゃ悪いですが、是非見ていただきたい映画の一つ。…若き三船敏郎のビジュアルだけでもお釣りが来る
2017/01/26 19:19 映画 TB(0) CM(0)
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