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Author:OGI
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新春の東京国立博物館。
毎年新年に因んだ展示がと松林図屏風が出展されております。
また土曜は20時までということで、ダラダラでかける。

当博物館をじっくり見ようと思うと1日では到底足らないわけで、あっという間に過ぎる時間と奪われる体力…良く椅子で寝ている人がいるのは理解できます。

先ずはお目当て『松林図屏風』
18時過ぎにも関わらず国宝室には人だかりが…さすがの人気ですね
やはりすごい絵。能登の湿気が匂ってきます。遠くから俯瞰しても近寄ってみても溜息しか出ない
この筆の運びは、もはや意図せず意図する、描かずして描く。こんな風に絵が描けるもんかという。技量の果てに技量を捨てたその向こう、とでも言えばいいでしょうか。
来歴等不明なのも興味深いところですが、このレベルだと作者が誰とかもう関係ないですね。日本人による絵画の最高傑作だと思います。これに匹敵するものがあったら教えていただきたい見に行きます。

時間もあるんで普段見ないとこを回る。
帰郷以後、江戸時代とか調べてるんで武具コーナーへ…普通に榊原康政の甲冑とか展示してあってすげーとなる。やはり徳川譜代藩祖の持ち物は大事にされてきたんでしょうね…どの甲冑も持ち主が分かっているようd

IMG_3818.jpg

「美濃岩村藩初代藩主松平家乗所要の甲冑である」
マジで!?と思わず叫ぶなんという奇遇。完全に呼ばれてましたね
遠く400年前の藩主の持ち物が今ここにあるというのは何とも不思議な気持ちです。

2017/06/25 23:44 美・探訪 TB(0) CM(0)
上海の最新映画②



『The Brothers Grimsby』

ホラーの後はコメディという落差ね
イギリスのアクションブラックコメディ。2016年3月11日公開。
これは聞き取れ…ない。これまた英国訛りがひどくて笑

幼少の頃に離れ離れになった兄弟が再会するも兄はフーリガン、弟はMI6のスパイとなっていて…という筋立てからして無茶ですが、もう徹頭徹尾英国的で下ネタと不謹慎の嵐でそら日本では公開無理やろなという代物。お下劣もここまでくると精々しいレベルで、めちゃめちゃ笑えます。トランプまで出てくるし(絶対許可取ってない)。

兄貴が長いもみあげから歩き方からまんまリアムギャラガーなのがツボ。「Cigarettets And Alchohol」をバックに流れる(演出もoasis的)し何ならラストで本人カメオ出演という笑
解散してずいぶんになりますが、未だにパロディになるのは相当愛されているのが分かってうれしいです。リアムギャラガー=フーリガンの典型っていうのもw 銃持った敵に「あいつはマンチェスターユナイテッドのファンだ」と子供をけしかける下りが最高

下ネタギャグに終始することもできたはずが意外に金かかってますしストーリーも面白く、バラバラだった兄弟の絆を取り戻す、というちょっと泣ける要素も入れたりして、良い映画だと思います。日本ではできてもDVDまででしょうけどw
2017/06/20 18:44 映画 TB(0) CM(0)
上海にいると最新の映画が見放題…中国語字幕ですけど笑



『The Witch』
日本未公開の映画も見れる。
前述の通り中国字幕だし事前情報ないしなんですが、先ず題名と画でどんな映画かは分かります。

どうも森近くに孤独に住んでるキリスト教に敬虔な一家が、次第に怪異に襲われ…という筋立ての模様。…模様というのは、しゃべってる英語が17世紀とかの古い英語なのでほとんど聞き取れない汗 言葉だけでなく、風習/服装/建物など、できる限り当時を再現したとのこと、明かりも蝋燭や太陽光のみで撮影しており、かなり雰囲気あります。

魔女ものねーと見るでもなく見てましたが、これが意外と怖い。。。てかかなり怖い笑
ホラーに見せかけて途中から子供大活躍でクリーチャーをバッタバッタとなぎ倒すハリウッドものに良くある大転換も危惧してましたが、不気味なままで終わったのは素晴らしい。また洋画的びっくりさせる系ではなく、徹頭徹尾暗く不気味で、徐々に家族が崩壊していく様が不気味かつ繊細に描かれているのも特色。

本映画で監督が描きたかったのは魔女そのものではなく、信仰が強いほど、その信仰の裏返しである魔女への恐怖も増幅するということで、実際怪異は起きるものの、悲劇の半分以上は家族同士の疑心暗鬼であることからも明らかです。改めて日本語字幕で見たいネ
2017/06/17 15:04 映画 TB(0) CM(0)
田舎に帰った時に訪れた大名墓地にて
>初代藩主松平家乗、丹羽4代…をはじめ歴代藩主の墓が、墓が…どう見ても足らないですね汗
>よくよく調べてみると、丹羽の転封後の松平家7代は皆江戸上野の地に葬られたとのこと、なるほど。

と、いうことで、来てみました

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谷中墓地

我ながら何やってんだと(爆 The Smithの「Cemetery Gate」気取りてか
日暮里で降りて、降りてすぐなんですね汗 一面見渡す限りの墓墓墓…立錐の余地もないほどに並んでいる墓石は流石は土地の少ない東京、墓地も田舎とは違う。不動産事情は死んでも一緒(ry

本墓所はもともと寛永寺並びに塔頭の墓所だったものを明治期に霊園として開設したのを始まりとしているため、圧倒的に明治以降のものが主、軍神とか博士の間に混ざっていかにも古い墓石、これが旧寛永寺時代からある墓です。

最も有名な被葬者は「最後の将軍」

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徳川慶喜です。神道のため特殊な形態。うら寂しい霊園でも流石に賑わっていました。流石にスペースも広い。
このあたりは徳川家代々の大奥関係の墓が多く、やたら立派な墓石が目につきます。大名家の墓もちらほら…

そのレベルの墓はそれぞれが徳川慶喜墓レベルのスペース、すなわち高い塀と石灯籠を持っていたはずが、近年の土地不足の煽りを食って縮小、狭いところへ押し込められているのは残念というか、時の流れは残酷だと。明治の偉人渋沢栄一ですら同じような状況ですからね、しかしエクセルの作業じゃないんだから、改葬して空いたスペース分譲するよ!てなんとも、文字通り現金やなあと…まあそれもそうだな?

まあ分かってはいましたが、わが藩主の墓、これが見つからないんですな笑
有名人はいっぱい埋まってはいますが観光地ではないので掲示があるわけでもない、なのでさっき言ったように、「墓石の山の中から大きくて古そうな墓に手当たり次第アタック」という方法を取るしかない…今から思えば霊園の事務所に聞きゃあよかったなと

おかげで霊園の有名人にはかなり会え(土佐の岡健こと岡本健三郎には感動)、かなりの大名、しかも松平家の墓にも参詣できましたが、肝心の岩村藩松平家の墓だけが、見つからない。まま日没を迎え、碑文も読めないし色々怖くなってきたので(笑)、やむなく撤退…菩提寺の墓域まで見つけてるのになんででしょうか。

目的は達成できませんでしたが、東京の墓事情が体験できた、ということで…次は青山かな(
2017/06/13 00:18 歴史 TB(0) CM(1)
最近映画の季節(=TSU○AYAの会員になった)



チェコが誇るシュルレアリスト、ヤンシュヴァンクマイエルによる古典『FAUST』の映画化。1995年。
不思議の国のアリスに続いての長編映画です。

悪魔に魂を売り渡し、知識と現世での幸福を手に入れるが破滅するファウスト、を現代に置き換え、シュヴァンクマイエル一流の映像表現でまさにシュールに描き出しています。

街で配られていた地図に導かれるまま入った建物で繰り広げられる「ファウスト」の人形劇、主人公も面白半分でファウストの恰好したりしてそれなりに楽しんでいたはずが、いつしか「見ていた」はずの主人公は劇中劇に放り込まれ「見られる」存在へと逆転する、現実と非現実が互いを浸食していくプロットが秀逸、まさにシュルレアリスム。ヨーロッパで培われてきたファウスト伝説を現代にも生きる寓話として成立させるラストの展開も見事。原題の改変という意味は『Alice』より成功しているように思います。

やはりこの人の描きだす世界観は好きですね。中毒性あります。
2017/06/10 02:24 映画 TB(0) CM(0)
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